否定されることで、
相手の人格まで壊してしまう可能性が高いから。
いわゆるプレゼンなど練習後に行うフィードバックの場は、
基本安全空間で、一つのゴールに近づけることが目的である。
練習は通常、
関係者だけで「一般公開する前」に行う。
ここの時点で、一つのゴールに対し、
あらゆる形で「改善点を見つける」と同時に、
「良かったことを伸ばす」という意味も含まれる。
そして、一つのゴールに近づけることが目的。
自分自身でプレゼンして見えないものが、
第三者が入ることで見えてくることが多いのである。
基本的なフィードバックまでの流れとして
・プレゼンターのゴール設定(得たい結果)
↓
・設定された時間内で発表する
↓
・オーディエンスがフィードバックする
という流れである。
フィードバックの際は、どこでも共通のルールがある。
それは「相手を否定しない」ことである。
多人数の前で否定的発言すると、本人は晒し者にあった気分になり、
「人格まで否定された」という気分になる。
これによって次のデメリットが起こる。
・相手の可能性を潰す可能性がある
・人間関係を一挙に壊す
・恐怖心のあまり、自由に発表ができにくくなる
・最悪の場合、本番で大失敗する可能性がある
これではフィードバックどころではなくなり、
最悪の場合、精神的に深い傷まで負い、トラウマになる可能性が高い。
(*これは先日、私が受けたことで、翌日には関係を一気に整頓した)
しかし、もし発表を聞いて
どうしても言わざるを得ない場合もあるが、その場合は・・・
他人のいない場所で、真っ向否定ではなく
1対1で具体性を持って話し、(動機付けになる)提案をする。
あと受ける側は、改善点について全部採用する必要はない。
選択していけばいいだけ。
あくまでもその人が感じたことを言っているわけで、
正しいかどうかは全くの別物だから。
過去に私が受けたフィードバックは
「良かった点」と「改善点」の2つを出し合った。
もちろん、それぞれ必ず出すことがルール。
フィードバックの細かいルールは存在するが、
行う場所それぞれで変わるので、
基本はその場所に合わせて対応すること。