春は異動シーズンたけなわであるが・・・
こんな無意味かつ、お金のムダ遣いをする
引越の伴う人事異動制度、そろそろ考えたら?
春は公務員はもちろん、企業でも多い人事異動。
引越が伴わない異動は、バンバンとやっていい。
また、人事異動の発令を2ヶ月以上前に事前に連絡するとかしているのなら、
まだいい。
しかし、ギリギリになって発令する
引越が伴う異動は本当に古いし、廃止すべきである!
会社の一方的な都合で、短い期間に異動準備や引越準備をさせられ、
見知らぬ土地へ異動させ、ヘタしたら単身赴任。
これ、はっきりいって「砂漠の中を一人で歩け!」的に、完全に拷問。
異動させられた社員はもちろんだが、家族も大変である。
公務員当時のことだが、これは社員に置き換えても同じことであるが、
公務員勤めしていたときに私が実際にあったエピソードを。
私が公務員だった当時にあったことだが、
ある職員の奥様(元同じ職場、当時20代)が自殺した。普段からおとなしすぎる性格で、地元にいた時は、
知人友人が多く、彼女にとって大変過ごしやすかった。しかし、夫の異動により新しく住んだところは、
もちろん誰も知らない完全アウェーな場所。周りは誰も知らない人なので、
誰かに相談することもほとんどなく、彼女が最後に選んだのが「自殺」である。
自殺に至る直接的原因は本人しか知らないので最後まで不明だが、
あらゆる情報を聞いて予想できたのは、
「彼女は周りになじめず、精神的ストレスが溜まった」
のではないか。
これを知った12月、
職場の年忘れ行事が終わって事務所に戻った時だった。この話が入った時、職場内では驚きとショックがすごく
年忘れ行事の余韻は一気に吹っ飛んだ。
私の携帯メールにも「◎◎ちゃん亡くなったって!?」と届いたほど。
数日後、彼女の地元でお通夜、本葬が行われ、私含む元職場にいた人も参列したが、その時に見た夫の表情が忘れられなかった。
「完全に憔悴し、今でも自殺してもおかしくないほどにやつれて遺影を持っていた」
100人中100人、誰が見てもそんな雰囲気だった。
その後、夫は何とか立ち直ったが、トラウマは抱えたままであろう。
組織は人事異動に関して
「組織の活性化」「組織の事故防止(経理面など)」
というであろう。
「組織の活性化」ではなく「単なる会社都合」でしょ!
「事故防止」も異動して根本解決するわけがない!
言葉悪いが「問題行動は、どんな状況においても結局やる」わけで、
異動することで問題解決するわけがない。
結局、会社都合の人事異動で残るのは「社員の不満」だけである。
組織活性化というなら、
人事異動自体制度を改め、もっと違う手段を考えるべき。
社員の欲求充足の手助けをしているというなら、
一方的に押し付ける引越の伴う人事異動は廃止し、
浮いた分の引越費用を、
「社員に違う形で還元してあげた方が1000倍効果的」
だって!
逆に引越の伴う人事異動は、
社員が「本当に希望しているとき」に叶えてあげるだけで十分。
私も自衛隊にいた当時人事異動があったが、
こんな愚策いらんと言いたいほどだった。
本当マジで。
以上