最近、急激に増えたWebセミナー、たまにBGMを流す人が増えているが、
あなたはそのBGM手続き取ってやっておりますか?
先日、あるWebセミナーでBGMに関して違和感を感じた。
しかしながら情報がなかったので黙っていたが、それでも気になったので、
日本音楽著作権協会(JASRAC)にメールにて問い合わせをしてみました。
2020年5月6日(水)に問い合わせた内容は以下の形です。
オンラインでのセミナーやミーティング(特にzoom)において、
主催者及び講演者がJASRAC登録している音楽を使用する際(特に開始前や終了後に使うBGM)ですが、
以下の場合において、「著作権はどう扱われるのか?」などアドバイスをいただきたく思います。なお、今回ご返答頂いた内容は、周辺に無知な方も多いことも含みブログなどに転載含み、発信したいと考えております。
・営利目的のオンラインセミナーやミーティングの場合
(無料でも、販売に絡むケースも含む)
・完全非営利のオンラインセミナーやミーティングの場合
・上記のケースで「一般公開」「限定された範囲での公開」で扱い方が異なるのかどうか
上記の問い合わせに対し、2020年5月11日(月)
送信部ネットメディア課から回答を頂きました。
「文面転載禁止」のため回答の概要となりますが、以下の形となります。
(1)動画コンテンツを製作することに係る手続き
こちらは
「同時中継ストリーム配信のみ」であれば該当しないので手続不要
(2)インターネット上で配信することに係る手続き
「有料、無料問わず手続が必要」となり、使用料を支払うことになる。
今回の問い合わせしたケースでいうなら、
補助的な音楽利用となり「一般娯楽」という扱いに。
・使用料金
有料配信の場合は、月間収入の1.5%
無料配信の場合は、年間50,000円 or 月間5,000円となる。
(注意)市販CDなど第三者が製作した音源を使用する場合
・音源製作者が持つ著作隣接権に関する権利処理が必要
・しかし著作隣接権はJASRACでは管理していないため、制作元のレコード会社に問い合わせ
とのことです!
今回、回答いただいたベースのページはこちらです!
【ここからは私見】
Webセミナーを同時配信し、
後日録画したセミナー動画をシェア(販売含)が絡む場合は・・・
「(1)動画コンテンツを製作することに係る手続き」に絡む可能性が高くなります!
「主催者の記録用のみ」であれば問題ないと思いますが、要確認となります。
なお、問い合わせた内容は「Webセミナーに関する一般的なケース」となるので、
もし、実際に音楽を使いたいという際は、具体的なケース含み
一度問い合わせしてみることをオススメします!
今回は問い合わせた日がゴールデンウィークだったことと、
新型コロナウイルス関係で対応が遅めになったと思われるが、
基本そんなに時間がかからずに回答が届くと思います!
貴重なお時間、具体的にご回答頂きありがとうございます!
【結論】
Webセミナー行う際は、
著作権または著作隣接権に絡むこともございますので
BGM選択にご注意ください!
場合によっては、
フリー音源(規約上問題ないもの)を使うという方法もお考えください!
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