テキトーヨシダのブログ(テキトーヨシダ氏の秘書が作成)

こちらでは、写真や日常的なことに対して本音を書いている辛口ブログとなっております。

タクシー乗務員は「会社などの不条理」が仕事の質に出てくる

タクシーの不評話はあらゆる方面で耳にするが、
乗務員も会社などの不条理が仕事の質に出ていることがほとんど!

 

私の周りにタクシー乗務員がとっても多く、
いろんな話を耳にするが、聞いた話の中から感じたことを。

 

最近では「お客様乗車中に携帯電話で通話している」がテレビに出たが、
これは完全な論外で、処分されるべきである。

よくある話だと、
短距離乗車や、キャッシュレス(カード、ICカードなど)決済になると
文句言われるなどがある。

確かにこれらは乗務員側の問題ではあるが、
乗務員側は会社などの不条理の中でやっているのが現実である!

 

まず運賃については、決めるのは「タクシー協会」である。
この協会だが、タクシーの経営者が集う場所である。
運賃を申請するのはそこであるが、
ここに乗務員の意見は一切入らず、一方的に決められる。

なのでどんな不条理な料金体系でもやらざるを得ない。

昨今の新型タクシー(JPNタクシー)の車椅子対応も、
作業時間30分近くかかるも無料だけど、運賃次第ではラチがあかないという現実。
現場ではそれだけ痛い目に遭うも、協会側は何も考えない。

こういうことや、泥酔客対応で時間がかかろうと関係なく、
タクシー乗務員の労働時間は変わらないし、
はっきりいって時間勝負という現実である。

 

短距離乗車についてだが、乗務員、お客様どっちも賛否が分かれる。
乗務員によって個人差の激しい対応となる。
(当時の初乗り410円改定もそうだったようである)
会社でノルマ設定されると、余計に神経質になる傾向があるので、余計に効率化を求めてしまうという悪循環を作りやすい。
とはいえ、お客様側は、本当に必要と思うならぜひ乗った方がいいのがオチである。

 

次にキャッシュレス決済だが、
本来は「会社側がキャッシュレス決済に伴う手数料」を支払わないとならない。
しかし、中小企業はそういう体力がないのか「乗務員に負担」させるのである。
そうなると乗務員はますます冷や飯を食う思いである。
実質ピンハネだから。

よく、「売上の50%が給与」とか言われるが、
こういう余計な手数料など取られると、
ヘタすれば「売上の45%が実質の給与」という展開になりかねない。

じゃあ、労働組合と会社で話し合いすればいいじゃんと言うだろうが、
経営者次第では門前払いで終わる会社も多いようで、平行線で終わっている。

 

会社の不条理なことが増えれば増えるほど、仕事の質が下がるのは明白である。
よくあるのは、乗務員が同業他社へ転職しているというケース。
そこに気づかない限り何も変わらないであろうし、
Uberなど、法律改正などで入ってきたら簡単に取られるであろう。

 

あと余談だが、もしタクシーで忘れ物や苦情などあった際は、
レシートを受け取って、会社に電話することを勧める。
そのレシートには、車両番号が基本載っているので、そこから追跡できるので。