「『(貸与制)奨学金』を『学資ローン』に名称変更しろ!」
と叫びたい。
なぜなら、そっちの方がずっと借りている人は
「あ、お金借りているんだ」と身にしみるから。
もちろん貸借書類などの整備もあるが、
まずはとにかく名称を変えるべし。
変えるのはすぐできるはず。
(印刷物などは別にして)
なんちゃら学生支援機構がやっているようだが、
柔軟な頭を、あなた達が持て!ヴォケ!
そして給付制(返済不要)の奨学金だけ、
「奨学金」と扱った方がずっと良い。
(貸与制)奨学金といっても、結局は
「『借金』という名を格好良く言っているだけ。」であって、
それ以上でもそれ以下でもない。
誰がなんと言おうと「借金」である。
そもそも「奨学金」という意味は何か?
1 すぐれた学術研究を助けるため、研究者に与えられる金。
2 奨学制度で、貸与または給付される学資金。
(デジタル大辞泉より)
ということである。
(今回の記事でいうと、2番に該当する。)
ところが、あらゆるニュースで、
(貸与制)奨学金の返済問題について取り上げられている。
いまの世の中の風潮や就職事情などは別途書くとして、
この(貸与制)奨学金は本当に「名前だけでいう」と、響きが良い。
「学びを奨めるためのお金」だから!
しかし、フタを開けると、
「単なる借金」で、
この(貸与制)奨学金が払えないという人が多いというオチ。
ましてや、多くの場合、借りた金額が大きい。
払えない場合は、督促が届くも、
就職に苦労している人は支払い自体も大変という流れ。
支払いができなくなると、保証人に督促が届き、
最悪の場合、
家族全体で債務整理や自己破産などを引き起こす。
(「そこまでして大学進学したいのか!?」という
ツッコミはあるが、別途書くことにする。)
「(貸与制)奨学金」と「ローン」の違いを大雑把に述べると
・卒業し就職してから返済を始める
・多くの場合、親の保証人が必要(保証機関という選択もあり)
・審査が一般のローンよりラク
である。
細かいことは別にして、だいたいそんな違い。
結局、大学進学して卒業して欲しいために、
審査も甘くなるというロジックである。
(「払えなくなって中退」よりも
ずっと大学側はありがたいはず。)
ということで、もう一度言おう。
「『(貸与制)奨学金』を『学資ローン』に名称変更しろ!」
と。